料金だけで選んでない?正しい布団クリーニング業者の選び方

いざ布団クリーニングを頼もうと思って調べてみると、業者の数は意外と多いもの。「どんな業者なら納得のいく仕上がりにしてくれるのかわからない」「一度失敗しているから次はいい業者に頼みたい」とお考えの方に向けて、費用や納期の比較だけではない、布団クリーニング業者の選び方をご紹介します。

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OK

布団クリーニングのメリット

毎日使う布団は、汗や皮脂などを吸い込んで汚れています。シーツやカバーを洗濯していても、布団の中には見えない汚れが蓄積しているもの。これをすっきりと洗えるのが布団クリーニングです。

業者の選び方の前に、布団クリーニングのメリットをあらためてご紹介しておきましょう。

睡眠の質が上がる

人生のおよそ3分の1は睡眠時間。この長い時間をどのような環境で過ごすかは、人の健康に重大な影響を与えます。

クリーニング済みの清潔で快適な布団で眠ることは、質のよい睡眠につながり、日中のよりよい活動を生み出します。

アレルギーを予防する

布団の汚れの原因となる汗や皮脂は、ダニの栄養となるたんぱく質を多く含んでいます。繁殖したダニの死骸は、喘息やアトピー性皮膚炎といったアレルギー疾患の原因に。

さらに、布団が吸い取った水分が原因で繁殖しやすくなるのがカビ。こちらもアレルギーや呼吸器疾患の原因となることがわかっています。

ダニやカビは、天日干しや乾燥機では減らず、水洗いすることで減らせることがわかっています。

そのため布団クリーニングで布団を定期的に洗えば、ダニやカビの繁殖を防ぎ、アレルギー疾患を予防したり、症状を軽減することができます。

布団の寿命が延びる

布団の寿命は品質によるものの、平均7年から8年と言われています。その間、一度も洗濯せずに使う人も少なくありません。

ところが汚れたまま使い続けると、表側の生地の劣化が進行して布団の寿命が短くなってしまいます。

布団をクリーニングすることで、生地の劣化を防ぎ、本来の寿命をまっとうすることができます。

布団クリーニングの失敗例

このように快適な睡眠環境と健康的な生活を作り出す布団クリーニングは、その必要性が理解されてニーズも増え、業者の数も増えてきました。

でも中には、「布団クリーニングに出してトラブルにあった」という事例も・・・。

どっち

事例1:汚れが落ちてない

「布団の表面についていたシミがまったく落ちていないので、再度クリーニングを依頼しました。しぶしぶ引き受けてもらって戻ってきたらしみがちゃんと落ちていました。これって、落ちないシミだったわけではなく、落とせるのにちゃんと洗ってないということですよね?!」

→1回目のクリーニングでは、ブラッシングによる前処理が充分されていなかったからかもしれません。ご家庭の洗濯でも、ワイシャツの襟の汚れは、予めブラッシングをしておかないときれいになりませんよね。布団クリーニングでも一つ一つ予洗いから乾燥まで、丁寧な対応が必要です。

事例2:嫌な臭いがついてしまった

「クリーニングから戻ってきた布団を開封したら、とても薬臭くなっていました。再クリーニングをしてもらって戻ってきましたが、まだ薬の臭いがします。説明を求めてもはぐらかされてしまい、きちんとした回答をもらえません。」

→ドライクリーニングで布団を洗ったことによる溶剤の残留が原因の臭いと考えられます。布団クリーニングは水洗いが基本です。

安心安全な業者を選ぶことが大事

このような事例は、洗い方や使っている洗剤に問題があることがほとんどです。トラブルに遭わないようにするには、安全で、布団クリーニングについて詳しい業者を選ぶことが重要です。

ただし、顔の見えないインターネット上で注文することが多い布団クリーニングのサービスでは、どの業者を選べば質のいいクリーニングをしてくれるのか、非常にわかりにくいのが実際のところ。

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どんな点をチェックすればいい?

では、どのような点をチェックすれば、満足度の高い業者を選ぶことができるのでしょうか。

チェック

料金

クリーニング料金は、「パック料金」を用意している業者と「1枚あたり料金」のみ用意している業者があります。何枚クリーニングに出したいかを決めてから総額を出し、その後、1枚あたりの料金を算出して比較するとよいでしょう。

宅配クリーニングの場合、送料についても必ず確認しておきましょう。パック料金に含まれている場合や、注文金額によって送料無料になる場合などもあります。

納期

クリーニングに出してから戻ってくるための納期は、業者によって異なります。10日程度は、かかることが一般的です。

衣替えの時期など繁忙期には納期が長くなります。大手でも繁忙期には4週間以上かかることも。また、布団の種類によっては乾燥に時間がかかるため納期が長くなる場合があります。

集荷の方法

ネットや電話で受け付けて集荷し、クリーニング後は宅配で戻してくれる「宅配クリーニング」と従来のクリーニング同様、店舗に持っていく「持ち込み」の2種類があります。

大きな布団は持ち運びが大変。持ち込みだからといってクリーニング料金が大幅に変わることはないため、宅配クリーニングを使うのが便利ですね。

洗える布団の種類

洗える布団の種類は業者によって異なります。自分の洗いたい布団を出せるかどうかもチェックが必要です。

ムアツ布団、ムートン、ファートンなどは洗うことが難しく、クリーニングを引き受けていない業者がほとんどです。これらを洗える業者は高い技術力があると言えるでしょう。

保管などのオプション

最近人気が出てきているのが、クリーニングした後に布団を長期保管してくれる保管サービス。かさばって収納スペースを埋めてしまう布団を、次のシーズンまで保管してくれる業者が増えてきています。

他にも、防ダニ加工や消臭加工、補修や打ち直しを一緒に引き受けてくれる業者もありますので、必要に応じて利用してみるのもいいですね。

洗い方や乾燥の仕方

クリーニングの方法はどの業者に出しても同じ、と思いがちですが、実は業者によってかなり違います。高い技術力が必要な布団クリーニングでは、どのような洗い方をするかによって、布団の快適さや安全性まで変わります。

洗い方によっては汚れが残ったり臭いが付いたりするケースも・・・。また、乾燥の方法でも仕上がりが変わってきます。

洗い方について、どのような点を比較すればいいのかは、後ほど詳しく解説します。

布団やクリーニングに関する知識

布団やクリーニングに関する知識や技術をどの程度持っているかは、高度な技術を必要とする布団クリーニングの場合、重要なポイントです。

どの程度の技術力があるかを見分けることは難しいですが、実績が多い業者を選ぶ・ホームページに詳しい情報が掲載されているなどを基準としてチェックすることもできます。

事故補償や賠償基準の明記

ホームページ上に、トラブルが起きたときの事故補償や賠償基準が明記されているかどうかも、業者選びのポイントの一つになります。

トラブルは起きないにこしたことはありませんが、事故補償についてきちんと記載している業者は、何かあったときでも親切に対応してくれる可能性が高くなります。注文前に確認しておきましょう。

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特に重要なのは「洗い方や乾燥の仕方」

ここまでご紹介してきた、業者を選ぶためのチェックポイントのなかで、最も重要なのは「洗い方や乾燥の仕方」です。では、どのような点を確認すればよいのか、さらに見ていきましょう。

ふとんクリーニング中

布団はどんな物質で汚れている?

布団の汚れをしっかり落とすには、布団がどのような物質によって汚れているのかを知って、それに合わせた洗い方をする必要があります。主な汚れの成分は以下のとおりです。

アンモニア性窒素

眠っているあいだにかいた汗や、おねしょの尿はアンモニア性窒素の汚れに変化します。布団のイヤな臭いの原因となります。

タンパク質

布団についた人の皮脂はダニが繁殖するための栄養分になります。

ナトリウム

汗はナトリウム(塩分)にも変化します。ほっておくと、べたつきの原因となります。

雑菌(バクテリア)

私たちは雑菌に囲まれて生活しています。この雑菌は布団の中にも持ち込まれ、湿気や温度の高さによって繁殖しやすい状態になります。これはカビの原因ともなります。

アレルゲン

布団で一番繁殖しやすいアレルゲン(アレルギーの原因となるもの)は、ダニです。生きているダニだけでなく、死骸や糞、脱皮した抜け殻もアレルゲンとなります。また、布団を天日干しすることでついた花粉もアレルゲンです。喘息やアトピー性皮膚炎といったアレルギー疾患をひき起こすことが知られています。

「水洗い」か「ドライクリーニング」か

このような布団の汚れは、すべて「水溶性の汚れ」または「油性の汚れ」です。そのため、ドライクリーニングではなく水洗いすることが必要です。

水洗いすることで、皮脂などの汚れとともに、ダニも死滅させ、死骸を洗い流すことができます。

ドライクリーニングでは水溶性の汚れやダニは落とすことができません。そのため、布団クリーニング業者を選ぶときには必ず「水洗いしてくれること」を確認しましょう。

「まとめ洗い」か「個別洗い」か

布団クリーニングには、効率重視で大量の布団を1度に洗う「まとめ洗い方式」と、1つ1つの布団を個別に洗う「分別洗い方式」があります。

まとめ洗い方式では、布団をすし巻き状態にして、大きな洗濯機で大量の布団を1度に洗います。この方法では布団内部のダニや汚れが完全に洗えないことがあります。また、洗剤が残留してアレルギーの原因となることも・・・。

効率がよいため、リーズナブルだったり納期が早いというメリットはありますが、きちんと洗えているか心配です。

分別洗い方式では、1点1点個別に布団を洗います。布団が隅々まで洗われるのでダニアレルゲン(ダニの死骸、糞など)もしっかりと洗い落とすことができます。

費用面や納期の問題はあっても、せっかくクリーニングに出すのだからしっかりきれいに洗いたいものです。そのような場合は個別洗い方式の業者を探すほうがよいでしょう。

「手洗い」か「機械洗い」か

まとめ洗い方式は大きな洗濯機を使って洗う「機械洗い」ですが、個別洗い方式では多くの場合「手洗い」で布団を洗います。

手洗いの場合は、汚れている部分を集中的に洗ったり、細かい汚れを見逃さないというメリットがあります。

ただし、手洗いだけでは布団の芯の汚れやダニまで充分に取ることはできません。手洗いで前処理をした後に機械の力を使って1枚ずつ洗うと、布団の芯まで洗い上げることができます。

個別洗いの業者でも、どのような方法で実際に洗っているかは異なります。ホームページなどで洗う工程をしっかり確認しておきましょう。洗う工程を公開していない場合は、別の業者を当たったほうがよいかもしれません。

「合成洗剤」か「石けん」か

布団クリーニングに使う洗剤は、「合成洗剤」と「天然石けん」のいずれかです。

合成洗剤は、主に石油を原料として、合成界面活性剤など、いろいろな化学物質を混ぜて作られています。石けんは、パーム油、オリーブ油などの天然油脂とアルカリで作られています。

合成洗剤を使った布団クリーニングでは、汗や皮脂などを繊維から分離する力が弱く、そのまま繊維の中に染みこんでしまうので汚れを十分取ることが出来ません。また、どんなにゆすいでも残留洗剤が残ってしまうため、その影響が心配です。

天然素材で作られている石けんは、汗や皮脂などの汚れへの親和性が高く、高い洗浄力を発揮します。合成洗剤と比較すると安全性が高く、環境にも影響を与えません。

敏感肌の方などは特に、石けんでのクリーニングを選ぶほうが安心です。

乾燥の仕方も重要

洗い方と同じぐらい大事なのが乾燥の方法です。デリケートな布団は、乾燥の方法によって大きく仕上がりが変わってきます。

タンブラー乾燥は、布団の種類によっては、中綿がよじれたり固くなったりする場合があります。そのような布団の場合、水気を含んでいる段階では平置きで乾かせる乾燥室を利用します。

一方、キルティングされている掛ふとんや羽毛布団はタンブリングすることで、中綿がほぐれてふっくらと仕上がります。

布団に負担がかからないような乾燥の仕方をしているか、布団の種類に合わせた乾燥の仕方をしているかなどを、チェックしておくとよいですね。

まとめ

質の良い睡眠を作り出し、アレルギーも予防できる布団クリーニングですが、信頼できる業者を選ばないと失敗してしまうことも。業者選びの中でも特に重要なのは「洗い方と乾燥の仕方」です。

決して少ない出費ではない布団クリーニング。ホームページなどでしっかり洗いと乾燥の工程をチェックして、安全で満足できるクリーニングをしてくれる業者を選びたいですね。

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